台東旅行記~台東編その2~
台東旅行記、その2です。
前回は鉄花村音楽聚楽や鉄道芸術村、宿泊先のホテルをご紹介しました。
台東グルメ
実は台東市内でそんなにご飯を食べていなかったりする。
どーいうこっちゃ、工藤。
ですが、どこのお店も大変美味でございました。
「台東七里坡紅藜養生料理」
長ぇよ。
何でこんな長い店名にしちゃったの?
日本だったらガチガチの七三分けでメガネの経営コンサルタントに「店の名前変えた方がいいよ」とダメ出しされるレベル。
聞けるもんなら聞いてみたい「何でこんな長い店名にしちゃったんですか?」
ですがこちら、めちゃくちゃ旨いです。
どれくらい旨いかというと、1番安価だからという理由で頼んだジャージャー麺をさらにおかわりしてしまうほど。
結果、最初からセットメニュー頼んでいた方が普通に安かったけれど後悔していません。
いや~美味しかった。
写真ないけど。
こちらに行った理由はホテルから近かったというそれだけだったんですけど、いや~正解でした。
調べてみたら台東ではかなりの人気店らしいです。
確かに、昼の11時頃行った時にはほぼ満席でした。
こちらのお店は台湾の伝統的な料理に少し手間暇を加えて美味しくアレンジしています。
ワタシがいただいたジャージャー麺も麺自体にキヌアが入っていたり、他にも素食(ベジタリアンフード)に対応したメニューもあったりと、非常に消費者の健康を意識しているのがうかがえます。
あと、なるべく地元台東産のものを使っているようです。
とても食に対して真摯な姿勢を感じます。
店内も清潔ですし、こういうお店はいいですよね。
美味しいです。
大変おすすめ。
七里坡紅藜養生料理
「榕樹下米苔目」
こちらもベラアンドボウに美味しかった。
今まで米苔目って「可もなく不可もなく」というイメージだったんですけど、そいつをガラリと変えくれた店。
それがこちら「榕樹下米苔目」です。
榕樹(ロンシュウ)とはガジュマルの木のこと。
「ガジュマルの木の下で」なんて店名もシャレオツですね。
「台東七里坡紅藜養生料理」とはえらい違いです。
ガジュマル先生をもっと見習ってください。
米苔目については、以前毒にも薬にもならない特集を書きました。
そちらでも、今回の「榕樹下米苔目」について触れています。
米粉で作られたツルツル、もちもちとした短い麺に、かつおがたっぷり利いたお出汁がめちゃめちゃ合います。
美味しい。
米苔目は大碗が50元、小碗が45元でした。
他にも魚丸(ぷりっぷりの魚のつみれ)や滷蛋(煮卵)を入れられます。
つみれは6元、煮卵は10元。
写真はつみれを入れていますね。美味しかったです。
というか台湾でまずい魚丸を食べたことがない。
それにこちら、お店の内装もソーキュートです。
もちろん写真は撮り忘れております。
木のぬくもり溢れるレトロちっくな店内かと思いきや、突然ガラス張りで大きな木が見えたりとなかなか凝っています。
恐らくあの木がガジュマルですね。
むしろガジュマルじゃなかったら一体あの木は何なんだという話になります。
この木、何の木。
注文は先にカウンターで済ませるシステム。この時お会計も一緒です。
レシートと番号の書かれた紙をもらいますので、適当な空いてる席についたらその番号札を分かりやすいところに置いておきます。
あとはなかなか席数のある店内で、店員ががんばって探し当てるというシステム。
非常に非効率的ですね。
一応それぞれのテーブルには卓番が存在していますが、こういったファストフード方式を採用すると全くの無用の長物と化します。
実際、大人数のテーブルで1人客に相席なんてされたら、店員は店の中を右往左往するはめになります。
実際なってました。
5人家族くらいのテーブル席で、1人ぽつねんと着丼を待っていたのはワタシです。
どうもすみませんでした。
恐らくあまりの人気ゆえ下手に席数を増やした弊害だと思われます。
そういうとこ効率考えないからね台湾は。
いや~いい国だ。
どういうこっちゃ。
榕樹下米苔目
台東森林公園
滞在最終日、台東駅14時10分発の電車が来るまでの間、こちらの台東森林公園というところに行ってきました。
ホテルをチェックアウトしていたので、台東バスターミナル駅のコインロッカーに荷物を預けてバスにて出発。
ですがこいつが地味に失敗でした。
この台東森林公園というところからも本数は少ないですが、台東駅行きのバスが出ていたんですね。
そしてワタシが荷物をコインロッカーに預けてしまったバスターミナルへ行くバスは少ない。
貧乏旅なのに、結局台東森林公園→バスターミナル駅までタクシーを使ってしまう始末に。
この日のワタシの乗り物は、バス→レンタサイクル→タクシー→バス→電車でした。
午前中だけなのにこの忙しなさ。
森林公園へのアクセス
バスかタクシーになります。
バスターミナルからだとバスで10分ほど、徒歩なら30~40分くらいです。
歩けない距離ではありませんが、貴重な旅行の時間をウォーキングで費やすことを良しとするか否かによると思いますね。
ただ、ワタシが台東へ行った日は気温が33度あったので生命の危機を感じたためにタクシーと相成りました。
台東駅からなら、バスで15分ほどかかります。
グーグル先生は、こう言うてはる。
施設概要
とにかくめちゃめちゃ広大な敷地内に、湖とか林がある。
~おわり~
このハンパねぇ広い土地をレンタサイクルでかっ飛ばすというのが正しい行楽のあり方です。
レンタサイクルは1日100元だった気がします。
敷地内で借りられますし、台東市内でレンタルしてきたのを持ち込んでもオッケーです。
公園内自転車をレンタルすると、何故か担保に居留証をとられます。
ワタシはフォーリナーでしたのでパスポートを取られました。
なんでや工藤。
公園で恐ろしい質屋に出会った気分です。
入場料は30NTD。
安い安い。
こちとらパスポート担保に取られてんねんで。
見どころ
台東なのに、「琵琶湖」という名の湖がある。
なんでや…
しかし透明度はやばい高いです。
見てくださいこの…み、水色…、コバルトブルー!
まるで空を湖に落としたみたいです。
調べたところによると、この辺りでモクマオウというくそデケー松みたいなのの群生が見られるそうです。
へ~
あっやべ
全然興味なかった。
気付くと道の写真ばかり撮っています。
何かに心惹かれるんでしょうね。
何だろ。
北原白秋の生まれ変わりなのかな。
海浜公園
森林公園のおとなりにこいつがあって、森林公園の入場券を見せればタダで入れます。
というか森林公園の敷地が広すぎるので別に海浜公園に入らなくても海は見えます。
芸術性のあるオブジェがいっぱいあるので、意識高めの写真が撮れます。
ワタシが行った時はそこらじゅうが工事してたので、上の写真くらいしか撮るところなかったです。
あと、謎の無用電信柱。
一体何の電波を飛ばしているというのだ。
こちらのHPで、「こんな写真が撮れるはずなんだけどナァ」(裸の大将風)というのが見られます。
ふーん。
注意点
レンタサイクルは、そのまま乗って公園の外に出られます。
なのでワタシも普通に自転車に乗ってお昼ご飯を食べに行きました。
漕ぎ心地はクソ悪、及び劣悪と言わざるを得ないクソチャリですが、無いよりましなので。
つまり公園でレンタルした自転車で、そのまま外に出られるので担保を頂戴していたというわけですね。
なるほど。確かに乗り捨てとかされそうですもん。
ポンコツ自転車と引き換えにパスポートとられたらたまったもんじゃないので、皆さん返しに行くんでしょうね。
なるほど納得。