台東旅行記~池上編~
わざわざ冬に寒い地域に行かなくてもいいのにとは思うんですが、厚意でこの年末年始休みを貰ったので帰省してました。
我が地元新潟!
寒かった
実家の方は海沿いなので雪はそこまで降らないんですが、風が尋常じゃない。
猛風吹き荒れることこの上なく、その凄まじさは風の町を自称するくらいです。
かつ、薄暗く町全体が灰色なのでコウモリが我が町のシンボルマークです。
何故コウモリ…。
役所の職員が吸血鬼なんでしょう、きっと。
話がすっかり逸れましたが「新潟=米どころ」ということで、台湾の米どころ「池上」をご紹介します!
池上って?
台湾台東県は台東市にあり、台東駅からは7駅ほどで到着します。
池上米で有名。
台北市内でも池上弁当の文字を散見するほど、その名は台湾全土に轟いています。
「米がうまい=弁当がうまい」という自然の摂理に則っておるのじゃよ。
池上観光、どうやって巡る?
レンタサイクルをおすすめします。
池上のメイン観光地が道なので、例の伯朗大道に行くなら自転車は必須です。
仮に車で行こうにも、あの辺は米の品質保持のため交通制限があります。
こちらの記事でも、池上観光に着いて触れています〜
池上駅を出て大通りを行くと、そこかしこにレンタサイクルの文字が。
日本語でも書いてあるのですぐに分かります。
だいたいどこの店も料金は同じ。
1日レンタルで150元から200元の範囲。
お値段が違うのは、そのまま自転車の性能に反映しているからです。
200元出せばかなり良さげなマウンテンバイクに乗れます。あと、電動だったりとかします。
まあ、普通のママチャリで十分なんですけどね。
でもなかなかの距離を移動することになると思いますので、チャリはちゃんといいものを選ぶことが大切です。
借りる前に、試運転させてもらうといいでしょう。
ワタシのようにテキトーなところでテキトーに選ぶと、漕ぐ度にカンカン鳴るクソポンコツに対し「客にレンタルさせる代物じゃない」とぶちギレながら約10キロほどの道程を行くことになります。
それでも池上のどこまでも続くような田園風景を見ているうちに、クソチャリのカンカンいう音も気にならなくなるほど心が洗われていくので、自然って偉大。
とにかく、自転車をレンタルする時には漕ぐ時にカンカンいわないかチェックをするのがおすすめです。
カンカンカンカン……
池上の観光地
主要な観光地をご紹介します。
池上駅
駅の中や周辺に、このようなシュルレアリスムなオブジェがあります。
こちらはホームにありました。
ゾッとしますね。
駅を出たところにも、タヌキの化け物みたいなのが三体いました。
ゾッとしますね。
大坡地
台湾では珍しい天然の湿地だそうです。
池上駅から自転車で10分ほど、住宅地や田園地帯を抜けた先に、どーんと池みたいなのが広がります。
フーンって感じだったので、写真はないです。
ゴメンネ
時間に余裕がある人は、湿地の周りをサイクリングしてもいいかと思います。
ワタシは伯朗大道へ行くつもりだったので諦めました。
全美行池上弁当
池上駅から大通りを真っ直ぐ、レンタサイクル屋などが密集するエリアにあるお弁当屋さん。
池上イチ有名な弁当、それが全美行。
店内は土産物が売っていたり、お茶のペットボトルとかもありました。
池上弁当は売店のレジにて注文、確か80元くらい。
そのまま奥に飲食スペースがあるので、テキトーなところに腰掛けて待っていると、後ろの調理スペースからニュッと温かい弁当が出されます。
店内で食べても外で食べても良い。
よく分からないスープはセルフで盛る式。
台湾のバイキングやお弁当屋さんに行くと、だいたい汁物はこのような扱いですね。
味はまぁ美味しいですけど、これと言って目を見張るほどでは無かったです。
そもそも個人的に台湾の弁当の、何でも甘く味付けるところが好きではない。
何故食べた。
全美行池上弁当
池上弁当博物館
池上駅から大坡地、伯朗大道へ行く途中にあるので分かりやすいです。
レトロな車両アリ、お土産ものアリ、展示資料アリ、ちゃんとお弁当もアリと、なかなか面白かったです。
まぁ、展示はろくに見てないですけど。
こんな感じ。
車両の中でもお弁当が食べられます。
こっちで食えば良かったな。
レトロでかわいい。
若者にも大人気で、入口を撮影したかったんですが学生6人組がずっと自撮り棒持って占拠してたので諦めました。
かなり通行の邪魔。
独占禁止やで。
伯朗大道
恐らく池上観光で誰もがメインにするだろうこちら、道です。
道しかない。
あと田んぼ。
でも、果てしなく風光明媚です。
こーんな、ジブリかってくらいいい感じの小路も見つかる。
電信柱もない、田んぼの真ん中を突き抜ける一本道。
CMに使われたことで、一躍有名観光地になりました。
金城武が出演する航空会社のCMが有名。
最後の方で、彼がチャリンコを乗り回してるところがそうです。
決して大自然ではないんですけど、でも爽快感と郷愁を誘うような美しさがあります。
すげーインスタバエーするところでしたので、もう観光客だらけ。
あまりに多くの観光客が押し寄せたため、米の品質を守るために交通制限がかかっています。
具体的には、排気のある車両は住民のもの以外立ち入りに制限が掛かります。
多くの観光客は自転車で来るので、こちらは問題ありません。
スーっと通れました。
二人乗りとか、四人乗りの浮かれピーポー専用車両も借りられます。
浮かれてきたら借りたらいいんじゃないですか?
上の写真はいい感じなタイミングを狙って撮影しましたが、実際はこのように写真を取るための長蛇の列があります。
風景撮らねぇで人間ばっか撮るとは、一体どういう料簡だと、自撮り棒持ってない寂しいお一人様は思うんですよね。
こちらの伯朗大道は、池上駅からだと自転車でも20〜30分は下りません。
勿論、交通制限があるのでタクシーは問題外です。
徒歩でも行けなくはないですが、この観光地、道しかないのでとにかく移動が長いです。
チャリンコをレンタルしましょう。
しばらく行けば金城武樹もあります。
だから名前。
日本と見紛う田園風景の最中、突如南国の木が出てくると「あ〜海外だ〜」って思いますよね。
この辺りまで来ると、もうどこが伯朗大道だったのか分からなくなる。
気付いたら、大通りに出ています。
まとめ
上記ご紹介した観光スポット、全て回るなら急いでチャリを漕いでも4時間はかかります。
そもそも景色を楽しむような観光ですので、ゆっくり出来る時間をとって池上を訪れる方がいいですよね。
日頃の運動不足から、心地よい疲労感に包まれますので、もう爽快感は折り紙付きです。
皆さんが訪れる際には、天気に恵まれることを願っています。
この時は少し雨っぽかったです。
多少曇りでも、こんな素晴らしい景色が皆さんを待っています。