日々台湾。時々、猫

現在、ワーホリで台湾在住。台湾のこと、グルメ、旅行、猫、日々の雑感など。

台北の映画館で「メリー・ポピンズ リターンズ」を観てきた その②

どうも。今回の旧正月期間はシンガポール・マレーシア間バス移動の旅を敢行しておりました。

あまりに観光地を欲張りすぎたため、その移動距離は尋常じゃないレベルで果てしないことに。バスでの国境超えはもちろんですが、炎天下のなか徒歩で歩き回ったのがなかなか堪えました。多大なる疲労。

ついにはOPPO(スマホ)の万歩計機能もイカれ、ある日なぞ徒歩で89キロ移動していたことになってました。

んな訳あるかい。

共にシンガポールへ強行した友人Yは旅行終盤あえなく撃沈。
日本に帰ってからも風邪&腹痛に苦しんだそうです。

産後間もない人間に無体を強いた人非人とはワタシのことダァ〜!

ゴメンネ。

とまぁ、反省点の多い今回の旅行記は後日掲載いたします。
今回は引き続き映画「メリー・ポピンズ リターンズ」の感想です。

前回記事紹介


前回の更新では、台北の映画館事情についてつらつらと書きました。
料金も安いし英語が通じるスタッフもたくさんいるし、海外で映画館体験をしてみては?という内容。



え?
中国語も出来ないし英語も話せないヤツはどうすりゃいいのって?

考えるんじゃない。感じるんだ。

今回のワタシの「メリー・ポピンズ リターンズ」鑑賞のように。

案の定こちらの映画、内容は殆ど理解していない。メリー・ポピンズが魔法使いだってことくらいは分かりました。あとは勘を働かせて、前作「メリー・ポピンズ」で幼い兄妹だった二人が大人になっているってことくらいは分かりました。

多分、あの時セブンセンシズくらい目覚めてましたね。






字幕鑑賞にあたって〜中国語の人名について〜


まず、中国語字幕で洋画を観るならこれだけは知っておかないと、ってやつがあります。
それが外来語の変換です。

日本にはカタカナという超絶便利なアイテムがありますので、外来語はそのまま使うことが出来ます。

「結果にコミット」しますし、「計画にはアサイン」しますね。

ヒュ〜意識高ェ〜

まぁ、その弊害として「カタカナ英語」なんて言われちゃったりもしますが。日本語はモーラ音節なので英語とはそもそも発声の感覚が異なるんですよね。

だから英語は難しいんだよ、という言い訳。

で、ここから中国語の話です。
中国語には日本語のように好都合なアイテムはありません。
なので、基本的には漢字を使って外来語を表します。
日本語的感覚だと「テキスト」と言わず「文書」と表現するようなものです。

意識高い中国人は、どうやってその意識の高さを表現しているんでしょうね。

どうしても漢語的表記に置き換えられない外来語は、基本的にはそのままローマ字ですね。漢字が並んでいるなかで唐突にローマ字が出てくるので、日本人としては戸惑います。


这个意思是火箭(この意味はロケットです)


这个意思是Rocket(この意味はロケットです)


こんな感じ。
なるほどフーン。


ですが、上手いこと当てはめられない固有名詞はどうなるんでしょうか。
端的に言えば人名のことです。
まさかミッキーマ○スをミキクチと言うわけにもいくまい。

そんなの戦前の日本じゃアルマジロ…。

さすがにそんなことしてしまったら別物になってしまいます。マイケルだから我蹴とか、そういうしょーもない発想はそもそも日本的ですしね。マイケルが太郎とかになったりもしません。

と、言う訳でどうしようもない外来語の固有名詞は、意味を考えつつムリヤリ漢字当てはめることになります。


上記のマイケルは、迈克尔または麥可
ハリーポッターは、哈利波特
ミッキーマ○スは、米老鼠

など。

上手いこと当てはめてはいますが、日本人的な感覚だと英語にまつわる軽快さというか、カタカナで表現出来るような利便性、ニュアンスの差異が無くなってしまい何だかモヤモヤ〜っとしてしまいますよね。
まぁ中国語が母国語の人からしたら「ひらがなカタカナ漢字なんて3つも使ってる方がめんどくさいしわけ分からん」って感じでしょうが。

この固有名詞の変換についてもう一つ。
テレビを観ていて気付いたんですけど、「ハリーポッターシリーズ」にスネイプ教授という人物が出てきます。
何か年甲斐もなく主人公をいじめる先生なんですけど、結局のところは愛憎半ばの思いをハリーポッターに抱いていたという本当は良い奴だった……良い奴?良い奴かアイツ?いやよく分からんけど、そういう陰険おじさんがスネイプ教授という人です。

その彼、中国語で表記されると石内教授になります。

石内教授です。

いしうち教授なんです。

ちょっと面白過ぎて話が頭に入ってきませんでした。

だってあんな顔して石内ですよ。日本人じゃん。何ならワタシが小学5年生の時の体育教師の名前ですよ石内って。

何なん?ワタシホグワーツ通ってたんですか?初耳。

これ、別に翻訳者が「何かこのスネイプって人、オレの親戚の石内に似てるな…。名前石内でいいや」って決めた訳ではありません。
中国語にはピンインという発音がありますので、そちらだと石内の発音は「スーネイ」になります。

なるほど納得。確かにスネイプ教授だ。

でも「プ」はどこへ消えた?


閑話休題。


石内教授の話はもういいんですよ。

つまり以上のような事情がありまして、中国語字幕で洋画を観ると、まずどれが人名なのか把握することが大変な苦労になります。

よって映画内容の理解速度が尋常じゃなく落ちます。
人名を探しているうちに字幕が終わる。





繁体字字幕で見た「メリー・ポピンズ リターンズ」感想


気を取り直してストーリーを見ていきます。
あまりネタバレはしないようにしていきますが、そもそもディズニーのミュージカル映画でネタバレもクソもないです。

何なら話始まって20分くらいでオチまで読めますからね。

チンプンカンプン字幕でこれですから、いわんや日本語をや。

なのでまぁ、今回は映画「シックスセンス」を語る時くらいネタバレに配慮しておりません。


まず冒頭、

煙突掃除屋がガス灯掃除屋になってる…。

掃除っていうか、ガス灯に火を付ける人。
「そういう職業あったんだ〜。フ〜ン」くらいの認識。舞台は大恐慌時代のロンドンですからね。イタリアではアル・カポネかブイブイ言わせてたくらいの時ですか?よう知らんけど。

つまりチムチム言わない。

今回の映画、楽曲はどれも素晴らしかったですが特段耳に残るというものは無かったです。

近年のミュージカル映画だと「グレイテスト・ショーマン」とかは殆どの作中曲が印象に残るほど素晴らしい曲ばかりでしたが、あのレベルの楽曲を求めるのは欲張りですかね。
うーむ。


この「メリー・ポピンズ リターンズ」、あらすじを簡潔に説明するなら親子の物語に焦点を当てた「ピーターパン2」。

どっちもディズニーやん。
まぁそうなるわな。

主人公はメリー・ポピンズですが、話のメイン人物は子どもたち三人。
前作でメインだった兄妹のうち、兄の方の実子です。母親は他界しています。メリー・ポピンズに母親代行をさせるには母親そのものを不在にするか、子どもに悪影響を与えるようなマイナス存在の母にするしかないのでまぁそうなるわな。(パート2)

前作は、仕事人間の両親の元でなかなか親の愛情を得られなかったという設定でしたっけ。
話自体は新旧どちらも問題発生→メリー・ポピンズの出番→問題解決→メリー・ポピンズ退場ですから、単純な内容です。

単純だと言ってもセリフはあまり理解出来ていない。
案の定登場人物の名前が分かっていません。
唯一、子どもたちの叔母に当たるジェーンだけは分かりました。

なんせ中国語字幕だと珍さんなので。

読みは「ジェン」ですので、うん。まぁ。

でも「珍さん」が気になってイマイチ話に集中出来ない……。





幻想からの脱却かと思いきや


作中中盤から終盤にかけて、明らかにメリー・ポピンズが使う魔法が減ってきます。
子どもたちが割った壺直す直すおばさん(メリル・ストリープ)の工房?から帰宅するあたりとかから、露骨に魔法描写がなくなる。

ガス灯掃除屋さんたちのパフォーマンスの下りとかあからさま過ぎましたね。
魔法だけじゃなく、人間の力(身体能力とか)で魅せることも出来るんだぞみたいなことを表現したかったのでしょうか。

ですが、今までさんざんCGを駆使した映像美を見せられているので今更感がすごい。

あと何の力が働いてるのか知らないですけどパフォーマンスの下りが冗長過ぎてダレてました。

このシーンについては酷評しまくってますけど、言うてもディズニーのミュージカル映画なので細かいこと気にしなければとても面白いです。

はい。

そして終盤、メリー・ポピンズの助けもありつつ何とか問題をクリア。家族は思い出の詰まった家を引き払うことなく、引っ越しを免れました。

ラストシーンではなんか皆が空に浮いてます。


ワタシ最初、お恥ずかしながら子どもは魔法を信じているから魔法を見ることが出来て、大人は信じられなくなったから魔法が効かない的なものだと思っていたんですよ。

実際、物語の最初の方で子どもたちの父親か魔法を否定する発言をしている背後で、メリー・ポピンズがスーッと気付かれずに魔法を使う描写がありましたから。
魔法を信じていない彼には、見えないもの。

でもお前、一作目でメリー・ポピンズと一緒にチムチム言ってたよな?


まぁ単純に子ども対大人の対比でないことは明らかなんですよ。
大人が魔法を否定する存在なら、ガス灯掃除屋さん(メリー・ポピンズの男友達)の存在がおかしなことになりますからね。
散々メリー・ポピンズとツーカーやっておいて、結局ジェーンと結ばれるこの男。

今回恋愛描写はオマケ程度にしかないです。

ですが今回の話、別に大人たちは魔法を最後まで目にすることがなくてもいいわけなんですよね。
ラストシーンは魔法の力を(傍目には)借りることなく問題の解決に至っていますから。

そういうことなので、最初にこのラストシーンを見た時は若干違和感で首をかしげました。
映画の序盤でメリー・ポピンズの魔法を否定していた父親も、ジェーンも、敵役として出ていた弁護士二人組も、みんながみんなプカプカと空に浮いてニコニコしてますから。

もうハッピー過ぎて頭おかしくなる。

ラストシーンで街の住民全員死んだのかと思ったくらい。
死後の描写かと思ったわ。

何でしょうかね。
50年前、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス言ってたかつての子どもたちへのサービスシーンかな。

まぁ無くてもいいじゃんという気持ちには変わりありません。





総括


細かいことを抜きにすれば、頭空っぽ字幕読めない人間でも充分楽しめました。

200元くらいならもう一度見てもいいかなーってくらい。
アニメーションと実写の融合しているシーンとか、バスルームの海を泳ぐシーンとか、CGは幻想的でキレイでしたからね。

大人も子どもも楽しめる映画でした。

余談ですけど、今年のディズニー映画つてダンボもやるんですか?

リバイバルの波が押し寄せているんですかね?



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台北の映画館で「メリー・ポピンズ リターンズ」を観てきた その①

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今年(2019年)の台北はフェーン現象の影響か、とても温暖で過ごしやすいです。
まぁ虫は異様に湧くんですが。

本当に止めてほしい。
外帯した弁当を少し机の上に出しておいただけで蟻が列を作りますからね。

行列すな!
貴様らの餌じゃねぇ!

言ってもワタシの部屋、アパートの3階ですよ。
亜熱帯の蟻ハンパねぇって。



そんな話はさておき、日本でも公開中であろう「メリー・ポピンズ リターンズ」を観てきました。



メリー・ポピンズとは


「メリー・ポピンズ」は1964年にウォルト・ディズニー・カンパニーが制作したミュージカル映画です。
映画をご覧になってない人でも「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」は多分知ってる。あと「チム・チム・チェリー」とか。






私は幼少の頃ビデオで観てすっかり感激しきったクチなので、当然今回は劇場で観るぞと意気込んでおりました。




台北の映画館事情


実は台湾は、新作旧作問わず映画館ごとに料金が違います。

そして、大半が日本よりもベラボーに安いです。

まぁ、ですが価格はまちまちと言っても相場はあります。一般料金で290元ほど。
日本円にして1044円くらいですね。

別に安くもないじゃん…。

そう思ったそこのアナタ。

まだまだですよ。

一般料金で見るなんてトーシローのやることです。
え?ワタシですか?
この間の「ボヘミアンラプソディー」は定価で観ました。
どうしてもその日に観なければ公開に間に合わない気がしたので、最後も最後、レイトショーで観て来ました。

あ、台北ではレイトショー割引はないです。

そしてどえれぇ遅い時間までやってます。
この日、映画を観終わり泣き腫らした目で外へ出ると、時計は午前1時を回っていました。

話を戻します。
ではレイトショー割引がないならどうやって安く観ればいいの?

レディースデー?

レディースデーなどというものもありません。
毎月1日の割引もないです。
あ、この辺は自信ないので信じないでください。

台北にあるのは、早朝割引です。
本当は会員優待とかシニア割引、身障者割引もありますが割愛します。

こちらでは早朝割引についてお話します。
早朝、つまり午前0時までに上映する映画であれば、映画館によりけりですがかなり安く観られます。

例えば今回「メリー・ポピンズ リターンズ」を観てきた欣欣秀泰影城なら何と90元の割引となり、200元で観ることが出来ます。
日本円にして720円。

安〜い!


続いてもっともっと安いところがあります。
それが朝代大戲院。
民權西路駅と大橋頭駅の中間くらいの場所にあるので、立地は悪くありません。

こちら、何だか微妙なチョイスの映画を毎日2作品上映しておりますが、何と価格が130元。
日本円にして468円です。

バカな…安すぎる…。

こんなの、昭和27年くらいの相場じゃないですか。
あ、スミマセンこれもテキトーです。昔の相場なんて存じません。
ですが価格は本当。

スゴイでしょ。
しかも、次回10元割引の券ももらえます。


そして昨年(2018年)7月頃に「名探偵コナン ゼロの執行人」を観たのは台北京站威秀影城。
こちらは一般料金が330元。早朝割引で270元です。


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…アレ?

別にベラボーに安いというわけではないな?

ただ、こちらの台北京站威秀影城は台北駅直結のショッピングモールQスクエア内にありますので、いささか値段が高くなるのも致し方ないでしょう。

施設自体もかなり大きくて新しいです。
お台場とかにありそうな映画館の風情すら感じます。

よう知らんけど。

では、ここで人気に便乗して台北京站威秀影城で撮影したコナンくんと安室透を置いておきますね。


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ヨッ!100億の男ォ!



あと、余談になりますが台湾人は映画でも舞台でも、けっこう声を上げて反応する人が多いですね。
コナンを観ていた時なんか、頻繁に笑い声が上がっていました。楽しそうでなによりです。



欣欣秀泰影城で映画を観る。


ワタシが「メリー・ポピンズ リターンズ」を観たのは欣欣秀泰影城。

場所はちょうど中山駅付近にあるリージェントホテルの裏手になります。
中山北路一段からリージェントホテルの横へ入りまっすぐ進んで、林森北路との交差点に映画館はあります。

こちらは欣欣百貨というデパートですが、映画館がメインの施設です。


公式サイト。中文注意


チケット売り場は1階です。
多くの人が林森北路から来ると思うので、そちらから見ると左手の路面にあります。
分かりやすいと思います。

チケット窓口で観たい映画、上映時間、チケットの枚数を告げます。
スマホの画面等を見せても大丈夫です。

そうするとたいていドリンクの有無を聞かれますので、「不要(ブーヤオ)」と答えておきます。
映画館の飲み物ってただのコーラのくせに高いし、中国語が分からないと注文が面倒くさいですからね。

それにドリンクスタンドが国土の3分の2を埋め尽くしているドリンクスタンド王国、台湾。
その辺で買うのに困るということはありません。


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こんなチケット。日本と大差ありません。
チケットを手に入れたら、窓口のちょうど裏側にあるエレベーターに乗ってシアターを目指します。
階数はチケットを参考にしてください。
今回は4階の6番シアターということですね。

エレベーターを上がると、そこはやけに豪華な待合室が広がっております。

写真がなくて恐縮です。

黒と茶色をベースにした落ち着いた空間。頭上にはシャンデリアがぶら下がってます。
ホテルのロビーかな?ってくらい本当にオシャレです。
台湾にしては珍しくウォッシュレットが付いてますし、施設としてはかなりキレイで高級感があります。

肝心のシアターですが、縦6列×横20列くらいのこじんまりとした空間。
大画面でド迫力の映画を!
という感じではありませんが、映像にこだわる人間でない限り充分だと思います。

何よりシートの居心地が尋常ではなく最高。
こう、背もたれの角度が普通のシアターよりゆるやかなんですね。
マッサージチェアの如く。
マッサージチェアの如く。

前日の仕事とかで疲れていると、座った瞬間こう思うんですよ。

「あ、寝る」って。

事実、ディズニー映画なんて寝る要素あんまりないのに隣の人は爆睡してました。



ここまでつらつらと台北の映画館事情を書いてきましたが、長くなってしまったので「メリー・ポピンズ リターンズ」の感想はまた後日。

因みに台湾で洋画を観ると、当たり前ですが字幕は中国語です。
なので理解度はかなり低いです。

中国語の全く出来ない日本人が洋画を中国語字幕で観た感想になるので、通常の映画のレビューを期待していると申し訳ないんですど肩透かし100%です。

でもね、一つ言えることがあります。

英語も中国語も出来なくったって、海外で映画を観られるんだヨ…。





アクセス


今回ご紹介した映画館をまとめておきます。
いずれもアクセスは良好です。


欣欣秀泰影城


朝代大戯院


台北京站威秀影城


ぜひ皆さま、よい海外映画館ライフを。


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旧正月の迪化街(ディーホアジエ)はまるでアメ横


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どうも、今年の台湾の旧正月はシンガポールへ逃亡するサビヒゲです。



台湾の旧正月は軒並み飲食店が閉まると人伝に聞いたワタシは恐れ慄き、国外脱出に至りました。
ですが旧暦の大晦日に当たる2月4日や、元日の5日などはハロウィンの渋谷のように盛大なお祭り状態になるそうですね。

それはそれで見たかったですが、でもこの大型連休、私はシンガポールへ死にに行きます。

そして、実は別に元旦でなくても、台湾はここ数日ずっとお祭り状態なんです。


旧正月の準備期間とは?



台湾の旧正月については、こちらの記事に虚実織り交ぜて書いております。
ほぼ8割がたウソなので情報収集には全く使えません。
クソ記事やんけ。


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今(2019年1月30日)は正しくは旧正月期間ではないんですけれど、台湾は1月19日辺りから旧正月に向けた準備に入ります。
街の至るところに赤い看板が立ち、提灯が灯り、屋台が増えます。


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こちらの写真、真夜中の2時に撮影したので人通りが皆無です。実はここは、日本人はみんなだいすき寧夏夜市の旧正月準備期間の光景を撮影したものなんです。

午前2時ってBUMP OF CHICKENくらいしか望遠鏡担いでいないですが、ワタシは仕事の帰りにラーメン食ったあとです。

毎夜毎夜、律儀に撤収していく寧夏夜市の屋台たち。朝には姿かたちもないのでビックリする方もいるかと。ですが、この真っ赤な屋根が立つ今の時期にはその場に駐在します。
写真右手にも屋根が作られ、ここは人が活気付く夕方〜夜になると、市民憩いのカラオケ大会のような様相を呈します。

本当に旧正月に向けての盛り上がりがえげつない。


そう、その年末商戦(?)に意気込む迪化街の活気たるや、年末のアメ横に匹敵します。

ホンマかいな。

いや、ホンマです。





旧正月の迪化街(ディーホアジエ)へ行ってみる


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普段は、あの清王朝時代を彷彿とさせるようなレトロな建築が居並ぶ迪化街ですが、この期間はお祭りムード一色。

ただでさえ決して広くない道幅の両脇に、屋台が肩身狭しと並びます。
まるで台湾最大夜市である士林夜市のよう。

しかも、それらすべてがお正月ムード、つまりおめでたい赤色に染められています。

観光客も多いですが、地元の人たちが旧正月に向けて食料を蓄えようとしているのがありありと分かる光景です。


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乾物や、日持ちのするお菓子が多い印象ですね。
旧正月の間は家に籠もるからでしょう。
食料を蓄えておるんじゃな。

売ってるの豆ばっかっすけど。
鳩になるつもりか?


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お子様垂涎の品、おもちゃの叩き売りなんかもあったり。
いや、言葉よく分からないんでまるでバナナの如く叩き売られてるかは知らないですけど、でもそんな感じで売られてました。


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恋愛の神様、月下老人の近くには謎の写真スポットがあったり。
小さいお友達は、こことおもちゃのゾーンに群がっていました。あとお菓子の袋詰め。

このお菓子の袋詰めですが、至るところにありました。
台湾的高級菓子とか書いてありましたが、中身は定かではありません。





どんな屋台があるの?


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やはり迪化街、豆類等乾物が多い印象です。
というか豆ばっかり。
どうしよう年明けたら台湾人がみんな鳩になってたら…。

ですがちゃんと、観光客でもその場で食べられるようなお肉焼いたやつとかもありました。
ワタシは粉もん大好きマンなのでドーナツ食ってました。はい。


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お土産ものなんかも売られていたり、中華圏のお正月!って感じのこうした赤い色の飾りなども多くあります。

こういった屋台が、ゆうに800メートルから1キロくらいずらーっと並んでおりまして、平日休日問わず人で溢れかえります。

ちなみにワタシは、なんかゴマとかよく分からん穀物をすり潰して混ぜた健康食品みたいなのを買いました。


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600グラムで300元。
これを毎朝飲むことで不健康習慣を改善しようという目論見ですが、今のところ減る様子がありません。

一番は酒飲んでラーメン食うことを止めることですね。
それが出来たら苦労はしないんですよ。

買ったものはあともうひとつ。


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台湾産ワイン。

ダメじゃん。

安かったので…。

こちら2本で400元。
ホンマにワインですか?ブドウジュースにエタノール入れただけじゃない?
でも味はちゃんとワインでした。甘くないと書いてあるのにかなり甘いです。
これで甘口だったらどうなってんだ…。
アイスワインのレベルに至るのでは?

コンビニとかでも見掛ける機会のある、比較的安価なワインです。
台湾のワインといえば台中の樹生酒荘が有名ですが、こちらも全然飲めます。

問題は、一人暮らしの家に赤ワインが2本もあることですね。
まぁ旧正月前に飲み切ります。



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林森北路の絶品ラーメン「鳥人ラーメン」


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ラーメンって日本料理なのか中華料理なのか、もはや分からなくなっていると思いませんか?

いやこんなこと言ったら中国人に殺されるかもしれませんが、何というかラーメンって日本人が魔改造の限りを尽くしてもう完全なる別物になっているじゃないですか。

なので、ここ台湾にも日式ラーメン屋という、日本風のラーメンを提供する店が数多く存在します。


台湾のラーメン事情


みなさんご存知、一風堂や花月(最近店舗数が減ってる気がする)などの有名チェーン店もあれば、ここ台湾で新規オープンする日本人のお店があったり、また台湾人が経営する味噌ラーメン屋なんてものがあったりと、とにかくラーメン屋が溢れかえっておる。

台湾料理は日本人の口に合うとよく聞きますから、逆もまた然りということですかね。

でもこの台湾の日本風ラーメン、気を付けないとメチャメチャクソ不味いのに当たります。

日本でなら当然淘汰されていくクソマズ店も、ここ台湾だとしばらく生き延びるので注意。

10年くらい前、初めてザ・日本のラーメン!を食べた台湾人が「スープが熱すぎる!汁が濃い!」と言ってお冷でダーッと薄めたという話を聞いたこととがあります。
本当かどうかは知りませんが、それくらい味覚は近いものがあっても感覚は乖離しているということでしょう。

今はもちろん、ラーメンとはこういうものと皆さん知っているのでそんなことはしませんが…。

でも、ラーメンが着丼しているというのに平気でスマホのゲームを続けている奴はラーメンマンにロメロ・スペシャルキメられればいいのに…。


林森北路の美味いラーメン屋「鳥人ラーメン」


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今回ご紹介するのはこちら、駐在日本人御用達の「林森北路」にある「鳥人ラーメン」です。

こちらは何と、アメリカはニューヨークでラーメン屋を営んでいた日本人が、満を持して台湾にオープンしたお店。
なので、内装もどことなくアメリカンなものを感じます。

カウンター数席と、奥にテーブルが3卓ほど、そして都内のオシャレなバルみたいなハイテーブルハイチェアーが並ぶ独創的な店内です。

初めて訪れたのは2019年1月17日ですが、まだクリスマスツリーか堂々生えておったぞ。

旧正月過ぎてもこのままだったら店員に文句言ってやります。



アクセス


林森界隈でも、こちらはより中山北路寄り。
なので、あまり日本人街に興味のない旅行客や現地台湾人の方も多く来られます。


鳥人拉麺


近くに薄暗さで有名「バー小谷」があります。


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地図をよく見ると、さすが日本人街というか何というか、この辺りかなりラーメン屋が多いです。

そして美味しいラーメンもたくさんあるんですね。あんまり美味しくないところもありますけど。

塩ラーメンが絶品の「勝王」とかはめっちや美味しい。
ワタシは「鳥人ラーメン」より好みだったりします。

でも何故、こちらの方に軍配か上がったかというと「鳥人ラーメン」は深夜4時までやっているから。

飲み屋街ですからね。
締めの後のラーメン大事。
あと、ここ「鳥人ラーメン」深夜食堂もうたっており、ビールなどの酒類や軽いおつまみもあります。
素晴らしい。





実食


メニューはこちらです。


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期間限定メニューなどもある。
ソフトシェルクラブのラーメンなんて、日本じゃ見たことない。


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おつまみメニューは取り忘れました。不敬。
台湾ビールが60元でした。グラスかな?
良心的ですね。

美味しそうだったので、ワタシはソフトシェルクラブラーメンを選択。
チャーシューは豚と鶏肉を選べました。
夜遅かったのでもちろん鶏肉をチョイスです。

あと餃子を頼みましたが、あんまり美味しくなかったので割愛。
やたらとネギがキツい味がするんですよね。
以前、こちらも台北の「ラーメン凪」(豚骨の方)で餃子を食べた時も同じような感想を抱きました。

何でだよ。
台湾の水餃子は美味しいのに、焼くとアホになる魔法にでもかかってるの?
このネギ臭いキスで魔法解いてあげるべきですか?

テメーがネギ臭くしたんだからナァ!


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気を取り直し、着丼。
ソフトシェルクラブラーメン 260元です。

まぁ、高いですよね。

台湾の日本ラーメンは総じて高いです。
覚悟してください。

あと、写真が下手くそなせいでソフトシェルクラブがどこか分かりませんが、奥の方でカラッと揚げられたのが入っています。

スープのベースは鳥白湯。白濁とした濃度のあるスープです。
麺はスタンダードな縮れ麺。加水率もそこそこで、ぷりっとした歯ごたえがあります。
台湾の麺は柔らかく仕上がっていることが多いので、こういう食感のしっかりした店に当たると嬉しいですよね。

で、桜えびとえび油をかけて仕上げ。

味は、美味しいです。
スープは濃厚な鳥の旨味を感じますが臭みはなくしょっぱすぎない。台湾人でも完飲している人が多いです。
チャーシューも柔らかくジューシーです。鳥も豚も両方頂きましたが、さすが鳥白湯の専門店だけありワタシは鳥の方が美味しいと感じました。

ラーメンは美味しいんですよ。
値段は張りますが、台湾でこのレベルが食べられるなんて、しかも深夜まで営業しているなんていくら拝んでも足りないくらいです。

ワタシはエンゲル係数の殆どをアルコールで占めるクソ大酒ヤロウなので、そういうクソヤロウは大概酒飲んでる時に飯食わないで、「じゃあ締めにラーメン行こう」とか言い出すんですよ。

いやいやさっきの居酒屋で食っとけと。
何であそこで注文しないでわざわざ別の店行くのと。

すまんね。


閑話休題。

で、ラーメンは美味しいんですけど、何の文句があるかってベースが全部同じなんです。


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チャーシュー麺も、

写真取り忘れましたが味噌ラーメンもベースは同じ。

味噌ラーメンなんて、上に味噌玉乗ってるだけですからね。
それで「ハイ味噌ラーメンです」って言われたってこっちは納得しませんよ。
世の中のちゃんとした味噌ラーメン出してる店に謝れってんだという気持ちになりますよ。
だって味噌ラーメンじゃないじゃん。
味噌玉乗ったラーメンじゃん。
味噌風味鶏白湯ラーメンじゃん。

ニューヨークだかニュー・オーリンズだか知らないけど、調子乗ってるんですよ。


え?

何ですか?


なら、もう行かないのかって?



行くに決まってるじゃないですか。なんなら週一で通ってますよ。



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台湾の旧正月を利用してシンガポールへ行く

皆さんこんにちは。
サビヒゲです。

前回の記事で、来たる2月4日からの旧正月に、一体在台日本人は如何様にして過ごすかという内容を書きました。



そしてもうタイトルでネタバレしていますが、シンガポール行きの航空券を勢いに任せて取りました。


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台北→シンガポールのフライト


台北からシンガポールは飛行機で約4時間ほどの道のりです。

今回ジェットスター航空を選びました。安かったからです。
それ以外にLCCを選ぶ理由はありません。
お値段は39,800円ほどでした。

とりあえず4日台北発シンガポール着、11日シンガポール発台北着の一週間を予定して、先に航空券を取っておきます。

テーマは貧乏旅行なので、一番安いフライトを選んだら

チャンギ国際空港2深夜01:05着、帰りは早朝7:10発

というなかなか雑魚フライトになりました。

仕方ないです。
初日と最終日は空港で寝ます。
パスポートと財布とスマホだけ腹に挟んでおけばいいでしょう。治安はそこそこいいらしいので、空港で一夜を明かすという点はあまり気になりません。

皆さんはもっと計画的にもっといいフライトで楽しんできてね。





シンガポールは意外と狭い


ワタシの無知のせいかもしれませんが、シンガポールってもっと広くてもっとリゾートで、マーライオンが国土を埋め尽くしているものだとばかり思っていました。

そしたらシンガポールって、東京23区くらいの大きさしかないんですってね。

あ〜そうなの。

そこで一週間、如何様にして過ごすにしても入り用になるのは金です。

シンガポールは物価が高いと聞きました。
フライト取ってから。

そしてシンガポールのアクティビティや観光は、サビヒゲ調べによると大体がユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館、マリーナベイサンズという金持ちが行くところ、果てはカジノなどハイソサエティの人間が遊ぶ場所しかない。

マリーナなんて聖闘士星矢でしか聞いたことない…。

あと、今年のコナンの映画の舞台らしいです。



先取りして映画の世界に足を運んで来ますね。遠目から見るだけですけど。

ちなみに去年のコナンの映画は日本で2回、台北で1回見てます。

映画は好きなので台北でもよく見に行きます。料金が日本よりもかなり安いですので、中国語がサッパリ分からないくせに中国語字幕でよく分からないフランス映画とかを見たりします。

話が逸れました。
台北の映画館についてはまた今度。

そうです。
つまり何が言いたいかといいますと、シンガポールは日本を代表するアニメーション映画の舞台になるくらいリッチな場所なのです。

ヒェ〜ムリムリムリ〜
ムリぷんぷん〜




救世の地、マレーシアを提案される


どうしようかなと途方に暮れていたところ(普通、航空券を取ってから悩むものではない。)救いの手が差し伸べられました。

ワタシの数少ない友人Yにこの話をしたところ、なんとシンガポール旅行へ一緒に行ってくれることになりました。

サ「シンガポール…」
Y 「航空券取ったよ〜」

くらいのレスポンスの速さ。

お前のフットワークどうなってんの?
ありがとう。

歳はワタシより5つ下ですが、気の置けない友人です。
日本人離れした日本人である彼女の行動力には凄まじいものがあって、ワタシが日本で働いていた当時、彼女と1ヶ月くらい連絡が取れないなと思ったらドイツにいたということがありました。

あと割りとアホなので、トランジットで立ち寄った中東のどこかの空港内で、知らない外国人にクレジットカードを貸したところ複製されるという憂き目にも遭っています。

そんな奴ですが今は日本で一児の母。
こんなんでも母親になれるのに、ワタシは自身のセクシャリティの問題で一生かかってもなることは出来ないので、勢いで台湾人とデキ婚したのは尊敬するところでもあります。

「年齢職業関係なく、何か一つでも尊敬出来るところがあればいい友人関係は続いていく」という持論を持っているので、基本「コイツとは友人でいよう」という奴に対してはまず尊敬するところ探しをします。

そんな偉そうなことをしてるからワタシには友人が少ないんでしょう。

閑話休題。

そして思わぬ旅の同行者をゲットしたワタシですが、今回のシンガポールについてぶつくさと話をしていると、

「ならマレーシアへ行けばいいじゃない」

と、天の声が。

シンガポールからマレーシアは飛行機、または陸路でも国境を越えられます。
陸路で国境を越えるのは初めての経験なので、もちろん今回はバスを選択しました。
交通費も抑えられますしね。

調べたところ、かなりの本数の高速バスがシンガポールから出ているそうです。
国境を越えるだけなら数百円、マレーシアの首都クアラルンプールまで行くならお値段も4,000円〜と、飛行機よりもよほど安いです。

なので今回の旅は、シンガポール・マレーシア一週間のひとり二人旅となりました。



マレーシア、どこへ行くか


せっかく行くならと色々調べてみました。
マレーシア、インドネシア、ブルネイ王国の3カ国に分割統治されている猫の街「クチン」があるボルネオ島や、ダイバー憧れの地シパダン島街全体が世界遺産に登録されているジョージタウンなど、

調べれば調べれるほどあまりに魅力的でした。

ですが、今回は旅の日数的に離島は不可能と判断しまして、首都クアラルンプールとマレーシア国内にあるもう一つの世界遺産の街、マラッカを目指すことに。

このマラッカという街も、約400年にも渡りオランダやイギリスなどのヨーロッパ列強に支配されてきた歴史があります。
その街並みは、まさに植民地支配の歴史を物語って様々な建築様式の建物が溢れています。

世界遺産の街に泊まれるなんて、いいですよね。

他にもマレーシアはピンク色が鮮やかなモスクがあったりもちろん青い海のビーチもあったりと、とにかく観光地が目白押しでした。

え〜悔しい。

これなら別にシンガポール行かないで、一週間マレーシアでも良かったですね。
マレーシア航空、行方不明になったり撃墜されたりと散々ですが、国際的に評判はいいし乗ってみたい航空会社ではあります。





貧乏旅行…?


お金はありません。
海外行っといて何を抜かしておると自分でも思いますし、再三言うと煙たがられますが、今回は節約して旅行しようと友人Yと話し合いました。

そしてホテルを探していたところ、また奴から興奮しきったようなラインが届く。

「マレーシアって、世界で一番安くリッツカールトンに泊まれるらしいよ!」







リッツカールトンに泊まることになりました。

しかもクラブラウンジ付きのプランです。

お値段や旅全体のプランやかかった費用などは、今回のシンガポール・マレーシア一週間の旅が無事終わり次第またご報告します。




結果


貧乏旅行ではなくなり、死に支度の様相を呈し始めました。

ワタシ、死ぬのかな…。



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台湾でストレートパーマをかける

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こんにちは。
つい先日、毛髪の圧力に耐えられずついに台北市内で髪を切ってきました。

そもそもワタシの髪は、憲法で日本国民全員丸刈りと定められたなら喜んで丸刈りにするくらいのクソ髪です。

その髪質はスチールウールの如く、手櫛をすれば指に髪が刺さる。
もはや武器と化しているので、ゲゲゲの鬼太郎のように髪を飛ばして攻撃したらかなりの戦闘能力になるかと思います。

放っておくと聖子ちゃんカットになるし、「ドレッドヘア解いた?」みたいな縮れた毛が天井を埋め尽くさんばかりに縦横無尽に広がります。

なので、中学生の時からストレートパーマをかけ続けており、とにかく髪の毛が傷んでいました。

でもストレートパーマをかけないと、ワタシを見た人間の精神衛生上かなりの問題が生じるので、最低限の身なりは整えないとマズイ。

バミューダトライアングルの如く負のスパイラルに陥り、今なおストレートパーマをかけ続けています。

いつも日本に帰国するタイミングでストレートパーマをかけていたんですが、前回の帰国が年末年始であったために美容室がお休みでした。

よって、今回台北の美容室でストレートパーマをかけてきたのです。



曼都髪型へ行く


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今回お邪魔したのはこちら、曼都髪型 大師店さんです。

MRT台電大樓駅から徒歩5分ほど。

チェーン店で割りとそこら中に店舗があります。

例の、座ったままで出来る台湾式シャンプーも受けられます。
なんか勝手に髪の毛でタワーとか作られますが、アレに毎回イラッとするのはワタシだけですかね。

この針山の如き髪で指ぶっ刺すぞ。


旅行で行かれる際には、中山店が便利かと思います。

曼都髮型 中山店




台北でストレートパーマ、いくらくらいする?


今回、台湾の数少ないお友達に連れて行ってもらいました。
予め予約とストレートパーマをかけたい旨を伝えてもらっていたため、割りとスムーズ。

一応、「ストレートパーマ!」でも通じました。

ストレートパーマ+トリートメントで3,075元。(日本円で11,070円くらい)

高い…。

痛い…。(心と財布に)

日本でかけると安いところなら5,000円〜9,000円、高級サロンだと2万超とかしますが、それでもこの店が台湾でも比較的安い方だと聞けばやはり心境的には「高いなぁ」といった感じ。


ですが背に腹は変えられません。

レッツ施術!




基本的な流れ


これは、日本とほぼ変わりませんでした。

まずカタログを持ってこられて「この中でどれがいい?」みたいなことを聞かれます。

そのままゆうに30分ほど放置されてましたけど、まあ許容範囲です。


それからシャンプー。
こちらは普通の、洗髪台へ行ってやるやつでした。

顔にタオルをかけてくれなくて、ちょっと気まずい。

それから髪の毛伸ばすクリームみたいなのが塗られます。
美容師の知り合いがいないので、こいつの正体はきっと永遠に分からないでしょう。

もう15年間塗り続けてるのに。

この時、おでこにサンバイザーみたいなのをペタッと貼られました。
前髪に塗布した時、皮膚に付くのを防止するためでしょう。

日本だとやったことないですね。

この辺から
「やはり日本の美容師の方が技術力が高いのでは…」
という思いにかられる。

それから、昔のパーマ屋さんや古い銭湯にあるような髪乾かすマシーンを当てて20分ほど放置。

実際は髪を乾かしてる訳ではなくて、何か熱気が発せられているだけです。

これ、日本でも昔はやってましたが、最近だとストレートパーマではとんと使われなくなった気がします。

で、いい感じに毛が伸びたら洗い流して、乾かして、アイロンで伸ばしていきます。

これがかなり時間がかかる。
ベテランの美容師さんと、何だか手付きの覚束ない新人のような子が二人がかりでやったくれるんですが、この新人の方

「3日前に入った?」

ってくらい手付きがヤバいです。

最終的には先輩に止められて、「私の方見てて」みたいなこと言われてました。

1時間くらいかけて髪を伸ばしきります。
お疲れ様でした。

ですがまだまだ終わりません。

ここからまた薬を塗って放置→洗い流して乾燥→トリートメント付けてカット、ブロー

といった工程を経るので、結果

施術に5時間かかりました。

言葉が通じなくて手間取らせてしまったのもあるかと思いますが、なんかもう

軽いオペやん。



台北の美容室で、実験台にされる


まあ、嫌な予感はしてたんですよ。

途中ベテランのお姉さんから代わって、新人の子がシャンプーしてくれるようになったあたりから。

そしたら案の定でした。

こう、先輩から教わりながら、たどたどしい手付きでワタシの左側の髪を乾かしたり、アイロンかけたり…。

誰にだって初めての時がありますからね。

いいんですよ。

シャンプーで思いっきり顔に水かかったり、耳の穴を洪水にされたり、何故か背中をビショビショにされても。

ドライヤーを同じところに当てすぎて頭皮がクソ熱くなっても。

アイロンで上手く髪が伸ばしきれなくて、すぐにパーマがとれて縮み上がってしまう髪の毛になっても。

いいわけあるか。

こちとら高い金払っとんのやぞ!

でも「止めて」も言えなくて「ドヒャ〜」となりながら半分死んでました。

元々小心者ですし、中国語で「止めて」が分からなかったですしね。

「助けて!」なら言えたんですけど。

でも、命そこまでかかってないし。


途中からワタシの頭を使ってお勉強講座が始まりました。

新人は先輩のアイロンがけの補助、つまりワタシの髪を掴むという本来ならクリップ1本でこと足りる仕事をずっとやってました。

マタギが捕まえたウサギ持つ時の持ち方で、終始髪を掴まれ続けるワタシ。


うーん。


日本だと、ことストレートパーマに関しては新人でも3年目でも20年目でも手付きで分かったりしないんですが。

どういう育成体系なのかを存じ上げないので何も言えませんが、少なくとも客を実験台にするようなことはしません。

渋谷とか吉祥寺あたりでよく見かける、「カットモデルやりませんか?」とか言うあれで、新人さんたちは練習しているのでしょうか。

ええ〜。

いや、初めてなのは仕方ないですけど、こっちは1万円以上支払って施術を受けている客なんですから、不安にさせるのはちょっと違うのではないですかね…。

後ろで見てる、とか髪の毛掴んでる、くらいならいいですけど。

服ビショビショにされるくらいも大丈夫ですけど。


まぁ、中国語話せないので言いたいことも言えないこんな美容室じゃ…。



最後に


ストレートパーマの施術はひと通り終わり、あとはカットして終了!

でしたが、やはり言葉の壁。
美容師の人もそれは不安だったんでしょう。

グーグル翻訳機で「仕上げは自分で何とかせぇ」みたいなのを見せてきました。

いやいやいや、それが出来るならストレートパーマだって日本の店でやっとるわ。

変な髪型にされるのも嫌ですが、そもそもストレートパーマかけてるので市松人形かこけしかくらいしか選択肢ないですし、第一これ以上金がかかるのは嫌です。

こちらも翻訳機を駆使したり、「ボリュームダウン!」と叫んだりして、何とか普通の日本人形くらいにしてもらいました。

やったね。



総評


ストレートパーマは日本でかけた方が技術も高いし金も安い。

以上です。

あと、帰り道に剪髪(カット) 100元というQBハウスみたいな店を見つけて切なくなりました。

いや、それにしても100元は安すぎでは…。



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台湾の旧正月、何して過ごそう問題

こんにちは。

スマホをOPPOに変えたらサクサクすぎてゲームがはかどりまくっているサビヒゲです。



ワタシが今やってるFGOというゲーム、iPhone専用かってくらいAndroidだとかわいそうなくらいロードが長いんですが、このOPPO R17ちゃんにしてからそこまで気にならないレベルに。

まぁ小学生の頃からFFのクソなげぇ召喚獣ムービー見てきてるので、これくらいは全然平気だったんですけど。



FF7はワタシにとって深い思い入れのあるゲームなので、批判的意見に対してはモンスターペアレントの如く擁護に回ります。

あ、スクエニさんのことはどうでもいいんで存分に批判してください。



なので何が言いたいかといいますと、
旧正月、日本へ帰るチケットを取り忘れました。

ゲームばっかやってるからこういうことになるんですね。

え…。

どうしよう…。

台湾へ移住してから初めての旧正月、噂によるとありとあらゆる飲食店は閉業、通りを歩く者は一人もいなくなり、さながら映画「ミスト」のように町には魑魅魍魎が跋扈するんですよね?



ミスト [Blu-ray]


どうしよう…。

この先生きのこるには…。


旧正月とは

今年の元旦は2月5日。
旧正月とは旧暦のお正月のことです。特に2019年は、土日と重なり2月2日から2月10日までお休みの大連休となります。

旧暦が基準ですので、日本や他の国のハッピーニューイヤーとは異なり、毎年日付が変わります。
日本人としては「変なの〜」という感じ。

中国圏では新暦の元旦1月1日よりも旧正月の方が重要で、それはもう派手に祝います。

大晦日1月31日には台北101が燃えるだけですが、この旧暦の正月はなんかすごいそうです。

ワタシは台湾に来て初めての旧正月なんで台湾人から聞いただけなんですが、なんでも

台湾の至るところで爆竹が鳴り響き、ビビアン・スーは裸足でランダバを踊り、町は浮かれたピーポーたちによりお祭り状態無法地帯、お年玉を求め子どもたちは昼間から徘徊を繰り返し、お年寄りは子どもに金を吸われつつも年長者としての厚遇を受け、最終的には拝拝され焚き上げられるんですよね?

すごいなー台湾の旧正月って。

もちろんこんなブログ信じる人いないと思いますけど、ネットリテラシーとか言われたら怖いので一応言っておくと8割方ウソです。


旧正月、どこへ行くにも高い


そんな旧正月、前述の通り大型連休です。

今年はなんと9日間も。

すごいやんけ!
これは遊びたい放題だ!

…と、誰もが思います。

そして言はんやめでたい旧正月、暗黒職業四天王の呼び声高いサービス業界隈も、さすがにお休みのところが多いです。

よって数少ない旧正月でも営業しているようなホテル、飲食店、交通機関などなどに、みんながハイエナのように群がります。

結果、需要と供給が噛み合わず、どこへ行くにもバカ高いという事態に陥ります。

日本へ行く航空券など、オフシーズンでは往復25,000円程度で行けることもあるのに、旧正月ともなるとLCCですら8万超、それもトランジット便でこの有様です。

一般航空会社などでは12万とかザラ。
むしろ、航空券があるだけ奇跡。

2019年1月12日調べ



いや、だって台湾国内にいても飲食店どこもやってないんでしょ?

爆竹とPM2.5しか残らないんでしょ?

じゃあどっか別の国に避難したい…。

台湾人は家族で過ごすことが多いらしいですが、ワタシの場合それはもう新暦の正月で充分やったからいいもうです。

そして、どこへ行くにもベラボーに高いんでしょ?


どないせぇ言うねん。


今のところの最有力候補が、日にちを旧正月の大連休から若干ずらすことにより多少航空券価格がマシになるので、シンガポールへ避難するという案なんですが、どうですかね。

まあ、国外へ出ようと台湾にいようと、どこへ行くにも一人なんですけどね。(笑)

笑えねぇよ。(笑)


何か他に面白い案があったら実行したいと思いますが、今現在不要な出費をしてしまったためにドエレェ〜金欠です。


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このOPPOめ〜!

聞いた話によるとこちらのスマホ、中国版iPhoneを目指しているらしく

iPhone=Apple社、つまり

アップル=アポォー(いい発音)=ウォアポォー(すごくいい発音)=オポォー(激しくいい発音)=オッポ(OPPO)(別物。)


っていうネーミングらしいじゃないですか!

ヒェ〜

これホントの話だったらマジでしょうもないですね。


ともかくスマホ故障により無駄出費をしてしまった2019年のスタート、そのせいで万年金欠に拍車がかかっております。



そもそもなんで計画性がないのか


それを言われたらグウの音も出ないんですが、その通りです。旧正月に航空券が高騰するなら予め買ってろよと。
でもそれが出来なかったのは、
ワタシが今働いている店の休みが分からなかったからですね。

ワタシは中国語が全く話せないクソポンコツなので、「旧正月休みいつ?」と聞いたんですけどイマイチ要領を得ず、加えて「新年会をやる」だの「いつか分かんないけど4日から11日の間」だの、そういう訳の分からんことを言われた気がしてチケットが取るに取れなかったんです。

ハァ〜ダメダメだこりゃ。

と、いう訳で今年の旧正月は、多分シンガポールで貧乏旅行をしているか、本当に貧乏だったら部屋に引きこもって中国語の勉強でもしているかのどちらかでしょう。

アレ?
意外と建設的では?


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