地元民が大好きな台湾B級グルメ「米苔目」って?
「米苔目」ー…
中国語で「ミータイムー」と読みます。
でも「こめこけめ」って言っちゃう。
字面といい語呂といい、とにかく何か気になる存在、それが「米苔目」ー…
でも実際食べてみると、そんな特筆することもない。
記事の冒頭でこういうことを書くからダメなんでしょうね。
米苔目って?
「米苔目」とは、お米から作った麺です。
それだけ書くと「フォーやんけ」って思いますが、全然違います。
こう、ある時は伊勢うどんのようにコシのない病人食のような食感だったり、またある時はつるつるモチモチッとしていて、「何じゃ美味しいやんけ!米苔目!」となる時もあります。
謎のポテンシャルを持つ存在…それが「米苔目」。
食感の違いとは
この食感の違い、何によるものかと言うとそもそも見た目からいって全く別物です。
こちら伊勢うどん系米苔目
そしてこちらが、つるモチ系米苔目です。
麺が見えにくくて恐縮。
伊勢うどん系については、こちら米粉で作られた生地をところてんの要領でニューっと茹で釜の中に入れて作るそう。
実際米苔目は、台湾ではお馴染みずっと煮込まれ続けるスタイルで店の前に鎮座しています。
煮込まれて続けておる写真
日本だと麺がずーっと釜の中で茹でられているなんて考えられないですよね。
あと、イタリア人も「もしこれがパスタだったら…」と考えただけで店を積尸気冥界波で破壊したくなると思います。
知らんけど。
話は戻って、つるモチ系米苔目についてです。
見えにくいけど、見た目はだいぶアカン。
両端が細くなっていて、まるでシラスのような形状ですが、シラスのようにカワイイ顔が付いているわけでもなく、むしろシラスよりデカイので、一種不気味な様相を呈しています。
全長は3cmから5cmほどで、麺としては短い部類です。
こういう寄生虫いる…。
恐らく初めてこちらの米苔目を見た日本人はもれなくそう思うのではないでしょうか。
こちらの場合、どのようにして作っているのかというと寡聞にて存じ上げません。
恐らく、この形状から鑑みて1本1本ちねっているのでしょう。
一体何人の濱口優が必要なんだ…。
※写真は精神衛生上のため、あえて麺が見えにくいものを選んでおります。
あえてです。
どうやって食べるの?
今まで散々文句ばかり言っていた米苔目ですが、お前のポテンシャルは計り知れないぞ。
なんと麺料理であり、スイーツにもなる万能マン(メン)であります。
スイーツになってしまった米苔目。
だから麺が見えないって…
こちらは仙草ゼリーと氷、粉粿という台湾風わらび餅みたいなやつ、甘いシロップが入っております。
紛うかたなきスイーツ。
こちらは、寄生tつるモチ系米苔目です。
というか、台北市内だとスイーツとして出てくるのはつるモチ系米苔目しか見たことがありません。
逆に、しょっぱい麺料理は伊勢うどん系米苔目のみ。
ワタシが目撃した範囲だと、このようになっております。
結局、米苔目っておいしいの?
おすすめです。
まず日本にはない食感ですので、食べてみることをおすすめします。
スープも大抵の店ではあっさり癖のない塩味ですので、朝ごはんや飲んだあとのシメにぴったりです。
伊勢うどんタイプの塩味は特に優しい味わいなので、どんな方でも食べやすいと思います。
そしてワタシのおすすめは台東にある米苔目専門店です。
榕樹下米苔目
こちらはつるモチ系米苔目をかつおのお出汁の聞いた抜群の風味のスープでいただけます。
めっちゃ旨い。
台北で食べるなら?
スイーツ系のおすすめはこちら
呷二嘴
レトロな街並みが魅力の大稲埕にあります。
店舗は新しく改装されており、キレイで清潔感があります。
食事としてならこちら
高家荘米苔目
日本人にはお馴染み森林北路沿いにあります。中山駅、雙連駅ともに徒歩10分程。
なんとこちら朝の4時半まで営業しています。
まさにシメ。
【台湾の賃貸で】キッチンがなくてもスイーツを作る【クッキングバカ】
みなさんこんにちは、サビヒゲです。
ワタシが台北へ来てまず衝撃だったこと、それはキッチン付きの賃貸がないことです。
部屋を探すのに「共用部分でいいからキッチンがほしい」というのを条件にして何件か見て回りましたが、5件くらい行ってようやく諦めが付きました。
ない。
あったとしても長年使われておらず修理を要するレベルであったり、以前の住人がボヤ騒ぎを起こしたため使用禁止など、とにかくキッチンへの志が皆無。
おかげさまでワタクシも、湯沸し器すらなく半年過ごして参りました。
そもそも何でキッチンがないの?
とにかく外食文化が盛んで家でごはん作るよりコスパがいいから。
はい論破。
キッチンがなくても料理は出来るのか?
犯罪でない限り挑戦するという行為は決して悪いことではありません。
という訳で今回ご用意しましたのはこちら。
豆乳とピーナッツを甘く似たやつです。
勘のいい方なら既に何が作られるかお分かりかと思います。
君のような勘のいいガキは嫌いだよ。
ピーナッツを甘く煮たやつの中身はこんな感じ。
こちらwelcomeという台湾では比較的どこにでもあるスーパーで購入。
花生牛奶という商品名ですが、同じ名前の商品が2つあったため安価な方選びました。お値段25元。
内容物も、こちらの方が添加物が少なかったので。
牛奶とあるようにピーナッツを牛乳で甘く煮込んだテイストなのでしょう。
ただ牛乳を使うと日持ちが缶詰にあるまじき短さになるので全脂粉乳みたいなのが入っていました。
うっすら表面に浮いている油が不気味です。
そのピーナッツを甘く煮たやつをカップの中に適量入れ、豆乳を注ぐ。
ハイ完成。
ちなみにワタシはこれを料理とは呼びたくないレベルでごわす。
食べてみる
…うん。
ピーナッツを甘く煮たやつと豆乳の味がする。
これ以上もこれ以下もない。
どっちかと言えば豆乳をそのまま飲んだ方が美味しい。
この牛奶花生から感じる安い乳製品系菓子独特の香料臭さがえもいわれぬ不協和音を醸し出しています。
ワタシはなぜスーパーで牛乳で煮込んだテイストの方を選択してしまったのでしょう。
普通に砂糖汁で煮たやつにすればよかった…。
結果
これに懲りずにチャレンジを続けていきたい
という愚直なほど前向きなコメントを残して終わりにしたいと思います。
そもそも、そんなに部屋で料理がしたければ簡易コンロと鍋でも買ってくれば?とお思いでしょうが、ワタクシの賃貸は全面料理禁止物件です。
恐らくバレないでしょうが、小心者なのでいたしません。
なので基本的に、既製品を混ぜるだけというクソクッキングでお送りする仕様でございます。
諦めなければきっと、ウチでも美味しいおやつが作れるよね…?
ショッピングにアートにグルメ! 華山1914文創園区に行ってみた!
台湾には古い建造物が多く残っています。
それが先達を敬う心なのかもったいない精神なのかはよく分かりませんが、ともかく日本統治時代からあるような建物もそこかしこに見られるのが台湾。
今回ご紹介する華山1914文創園区もその1つです。
華山1914文創園区とは
かつて、日本統治時代に酒工場だった敷地を新たな形に生まれ変わらせたのがこちらの華山1914文創園区です。
今では商業&アート&文化発信の地となって、毎回イベントや展示を行っています。
その敷地面積たるやとにかく広大。
ゆうに東京ドームが
…いや、知りませんけど、とにかく広い。
あまりに広すぎて、今なおぞくぞくと新たな店舗が敷地の中に増え続けています。
チラリと覗けばここは運動場かな?
と思うくらいの何もないだだっ広い空間があるだけなんてのもザラ。
絵になる赤レンガ。
コスプレや結婚式の前撮りなどでも使われますが、この辺りから土地が遊びだす。
飲食店やライブハウスなどが入り始めたのが2009年らしいので、ゆうに10年近く増殖を続けているという魔窟。
完成したら呪われるのかもしれない。
ウィンチェスター城かな?
まじめな概要
その前身は、1914年に創業が始まった「日本芳釀株式會社」という酒工場です。
通路にはこういった展示も。
日本酒も作っていたんですね~。
1914年というと、なんと宝塚歌劇の第1回公演の年!
宝塚ってすごーい!
なので、華山1914文創園区の敷地内はその至るところにかつて工場だった名残が見えます。
だからと言ってこの辺は修繕した方がいいと思います。
廃墟の風情しかありません。
店舗&施設紹介
とにかく店舗数がたくさんある上に入れ替わりも激しいのでその一部をご紹介します!
イベント
たいがい何かしらのイベントを開催して、いつも賑わっています。週末なのでこの人手です。
この時は日本東北遊楽日というイベントでした。
日本人の演者、関係者が多く来られてましたよ。
公式サイト。中文注意
威圧感のある犬。
さすが秋田犬。
を、眺めるリードの付いた猫。
やっぱり猫にリードが付いてるじゃん!
こちらの記事でリードを付けた猫について言及しています。
しかしマンチカンかわいいですね…。
ちっともこっち向いてくれませんでしたけど。
このマンチカンのために周りには人だかりが出来ていました。
やっぱり台湾人、猫好きですね。
小日子
台湾雑貨&ドリンクスタンドのお店。
こちらのお店、台湾のオシャレ文学青年淑女で知らぬ者はいない(本当か?)ライフスタイル誌と同じ名前です。
それもそのはず、雑誌の出版社が監修しているショップらしいんです。
そのため台湾らしい雑貨がたくさん。
とてもかわいいし、実用的で質のいいものばかり。
自分へのお土産にぴったり。
ワタシはこちらでドラゴンフルーツ柄のハガキ(50元)を買いました。
本当にドラゴンフルーツの断面しか描いてないエキセントリックな構図でした。
もう実家へ送ってしまい手元にないのですが、受け取った我が家のおばあちゃん(御年86)は、
「サビヒゲちゃん、どこに文字が書いてあるの?」
と言っていました。
年寄りに申し訳ねぇことをした…。
ドラゴンフルーツの種と種の間だよ、おばあちゃん。
Fujin Tree -land mark-
こちらはFujinの店名の通り松山空港近くの富錦街に本店があります。
本店は日用雑貨、アクセサリー、アンティーク小物などのセレクトショップですが、こちらはカフェも併設されています。
センスのいい小物。
特にガラスのコップがかわいい。
室内ながらも解放感のあるカフェスペース。
小確幸 紅茶牛奶合作社
ミルクティーの専門店。
軽食メニューもあります。
ミルクティーは1杯50元からで、茶葉の味が濃くなるほど値段が張ります。
近くにテーブルもあるので、歴史的建築物と緑に囲まれながら美味しい紅茶と食事が楽しめます。
未来市
洗練されたデザインの店内。
雑貨も質がよくセンスのあるものが並びます。
この時は奥でセミナーを開催していました。
Yグラス。
日本製です。
知音文創 Jean Cultural&Creative Co. , Ltd
木のおもちゃとオルゴールの専門店。
店じゅうに張り巡らされたレールの上を、おもちゃたちが走り回ります。楽しい。
知育系のおもちゃの体験や、かわいらしい人形たちの展示もあって、大人も子供も楽しめるスポットです。
光點華山電影館
打って変わってスタイリッシュな建物。
こちらは映画館です。
ショップ&カフェが併設されており、台湾の映画館は本当に洗練されていて1日中いても飽きません。
オシャレなディスプレイ。
ポスターの左は『千禧曼波(ミレニアム マンボ)』という台湾、フランスの合作映画。
監督は侯孝賢(ホウ・シャオシェン)。
右がウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』です。
これ、本場アメリカ・ドイツでも犬の言葉は日本語で字幕なしだったらしいんですけど前衛的ですよね。
黒澤リスペクトの面白い映画でした。
http://www.spot-hs.org.tw/index.html
公式サイトです。上映作品などはこちらから。
中文注意
Legacy TAIPEI
こちらはライブハウス。
こんな箱でやれたら音楽やってる人は幸せなんじゃないでしょうか。
よく知りませんけど。
http://www.legacy.com.tw/page/topic
公式サイトです。中文注意
公園
週末には台湾らしい小さな屋台が並ぶ公園です。
家族連れで賑わっています。
よござんす。
と、このあたりが施設の東側になります。
西館の方は赤レンガの建物が並ぶ大変フォトジェニックなスポットです。
カフェやアンティーク調のレストラン、雑貨店などが入り、また催事展などが開かれています。
ですが、だいたい土地が遊んでいます。
カラフルな牛
カラフルな牛です。
カラフルな猫
カラフルな猫です。
こちらはイタリアンレストランの看板にいました。
このレストラン、オシャレそうな複合施設には大概入ってます。(てきとう)
アクセス
華山1914文創園区へは、MRTを使って行くことをおすすめします。
忠孝新生駅下車、徒歩5分ほどです。
バイパスの下をくぐって行きますので横断歩道がめんどくさいですが、分かりやすくて近いです。
常に観光客がいますので人の流れに身をゆだねていると着きます。
まとめ
今回は1日いられる観光地華山1914文創園区をご紹介しました!
まだまだ紹介しきれていないお店もたくさんあります。
前回行った時はあったのに二度目には無くなっていた店もあります!
クラフトビールとアイスを同時に売っている専門店とかね。
値段は張りましたし、店員さんが死ぬほどビールいれるの下手くそでしたけど、ラムやウィスキーを使ったアイスはとても美味しかったのに…。
なので、ひょっとしたらまた店舗はどんどん移り変わって行くかもしれません。
特にイベントなんて一期一会です。
台湾にはもう何度も来ているという方でも、満足して楽しめるスポットなのではないでしょうか?
台北へお越しの際は、ぜひ 華山1914文創園区へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
クリスマスほろびろ!
毎年クリスマス撲滅運動を推奨しています。
な、な、ぬぁ~にが聖夜じゃ~い
何を祝ってんのか~い
お隣の恋人ですか~い
と、妬み嫉み100%で毎年この時期を煩悶と過ごしております。
まぁ去年までは12月23日~25日あたりはかき入れ時過ぎて街行く恋人たちが諭吉にしか見えない現象が起こり得ておりました。
が、今年は日本社会を半ドロップアウトして台湾に来ております。
仏教の盛んな国でしょ?クリスマスないのでは…?
あるやんけ!
耶誕樂派對(クリスマスパーティー) ~2018~
上の写真は2018年12月15日(土)から12月23日(日)まで開催している耶誕樂派對(クリスマスパーティー)というイベントです。
公式Facebook
中文注意
2018年12月15(土)16日(日)、22日(土)23日(日)と週末に音楽イベントを開催しています。
場所は、MRT中山駅から雙連駅へ向かう途中にある爵士広場という場所。
現在、中山地下街が通っている地上部分は工事中ですので地下からのアクセスの方が分かりやすいです。
MRT中山駅から中山地下街を雙連駅方面へと向かって進んでいくと、やたらとみんなダンスしている空間に着きます。
大学のサークルか、地域のよさこい団体でしょうね。
何故か台湾人は、広い空間があるとやたらとダンスしてますね。
なんでだろ。
土地が狭いからかな。
まぁ、みなさんやたらと踊っているので分かりやすいかと思います。
そのあたりをエスカレーターで地上に上がれば、そこが爵士広場です。
イベント内容
中国語読解力たったの5のワタシが新聞記事を読んだところによると、
緑の芝生の上で、大人も子供も音楽や野外映画を楽しめるよ。
軽食の屋台も出ているよ。
だそうです。
ライブの様子。
瑪啡因という人たちがライブパフォーマンスをしていました。
ジャズミュージシャンらしい。
確かに軽食も出ています。
モスバーガーもあります。
屋台は14時からオープン、ライブイベントはそれぞれ15:30と16:30から、毎回1組ずつ異なるアーティストが出演します。
そして17:45からは正面のLEDスクリーンで映画上映!
この日は『はじまりのうた』(原題 Begin Again)という映画でした。
はじまりのうた BEGIN AGAIN【Blu-ray】 [ キーラ・ナイトレイ ]
ジョン・カーニー監督による2013年の映画。
ワタシは同じ監督なら『シング・ストリート 未来へのうた』(2016)の方が好みでしたが。
音楽がキャッチーだし予定調和な青春ものだしで、落ち込んだ時とか観ると元気になります。
日本でもヒットしましたね!
パッと見たところ酒の屋台はなさそうだったので、飲みたければ持ち込みするしかないと思います。
イベント予定
お知らせ出来るのは来週のイベントになります。
- 12月22日(土)
17:30~羅莎莎
18:45~ 『マンマ・ミーア!』
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー ブルーレイ+DVDセット(英語歌詞字幕付き)【Blu-ray】 [ アマンダ・セイフライド ]
- 12月23日(日)
15:30~16:30 江松霖
16:30~17:30 告五人
17:45~『グレイテスト・ショーマン』
グレイテスト・ショーマン 2枚組ブルーレイ&DVD【Blu-ray】 [ ヒュー・ジャックマン ]
見事に全て音楽にまつわる映画ですね!
まとめと言う名の悲しき遠吠え
いかがでしたか?
台湾の人気(らしい)アーティストを招いて、音楽にまつわる映画を見て、半日音楽漬けになるというイベントですね!
ご家族か恋人かカップルか友達か、まあ誰と来るかはよく知りませんけど、少なくともひとりじゃなければ楽しめるイベントだと思います!
この時期に台北へ来られるならば、ぜひちょこっとでも足を向けてみてはいかがでしょうか?
言葉が分からなくても、音楽なら何となくフィーリングで楽しめそうですしね!
『グレイテスト・ショーマン』は絶対見に行きます。
ひとりでな!
台湾の謎 ~公園編~
こんにちは、サビヒゲです。
今回は台湾の気になるもの、場所を公開してしまおうという
単発企画
台湾の謎 ~公園編~です!
編、と銘打っているのに単発、これいかに。
子供の遊び場?
公園と一口に言っても色々あります。
大がかりな遊具がある公園、ドッグランか人間ランみたいな広場しかない公園、トイザ◯スで売ってそうな滑り台程度の遊具しかない公園、木しかないただの土地。
これまじで何なの?
と頭を悩ませる物体Xが置いてある公園。
台湾の公園って、
おじいちゃん、おばあちゃんが太極拳をやっているイメージ
ありませんか?
公園って子供の遊び場?それとも大人の運動場?
気になる健康器具
台湾の公園、行かれた方はお分かりかと思いますが健康器具が多いんです。
その一部をご紹介しましょう。
その名も漫歩機。
これは分かりますね。板状の部分に足を乗せて、あたかも歩いているかのように前後に動かす健康器具。
まぁ、外にいるんだから外歩けばいいじゃんとは思いますが。
だってこれ、家でテレビ見ながらやるやつじゃん…。
でもやってみると、これが案外面白い。
設計士は人間の足の可動域を知らないのかと思うほど足がビュンビュン動きます。
恐らくやり続けると、遠心力で股が裂けます。
そのため対象年齢18歳以上。
良識のある前後運動を心がけましょう。
続いてこちら、
あ、回しても水が出るとか機体が発進するとか、そういう効果は一切ありません。
こちら、その名も双人肩間接康復器。
は?
何のことか全く分かりません。
いや、分かるんですけど、
それで?
という思いが計り知れない。
いや、憶測でものを言ってはだめですね。
ちゃんと説明文を読んでみましょう。
…うん。
地面に立って2本の腕でハンドルを回したり、時々反対に回したりするらしいです。
へー。
それで?
こちらも対象年齢は18歳以上から。
恐らく、子供がやると腕の回しすぎで間接を外す恐れがあるからでしょう。
でも、腕を回すのは子供と烈海王の専売特許では?
謎の遊具
公園、それは子供たちの憩いの場ー…
そこに意味不明なものなどあってはならないのである。
こちらの公園、MRT忠孝新生駅と松江南京駅の間くらいの間にあります。
一見すると普通の公園。
フットサルかスカッシュしか出来なさそうな広さのコートがあり、奥にはお子さん垂涎の滑り台。
実際、この日は休日だったために親子連れで賑わっていました。
ワタシには縁遠いところですね。
様々な遊具がある中、何だかポツンと意味深な小路が。
ここだけひっそりと静まり返り、周りには子供っ子ひとりおりません。
気になる…。
進んでみましょう。
なかなか長い道のり。
楽しませてくれますね。
果たしてその先にあるものとは!?
?
終わり。
何だこれは!
周囲に説明文の看板などは一切なし。
本当に、細い小路を辿った先にこれしかありません。
この人気のなさが、この遊具の全てを物語っています。
恐らくこの中の筒状のところに、猫ちゃんを入れておくんでしょうね。
ホンマにお分かりの方いらっしゃいましたらこっそり教えてくださいませ…。
前回の台湾猫ちゃん報告書。
謎の立地
ひきつづましてこの公園、立地も謎です。
なんとこちらは周囲を道路に囲まれております。
地図で見るとこんな感じ。
四方八方を二車線の道路に囲まれた上、十字路を堂々と分断しています。
公園の入り口に立てば、奥から再び延びる車道を見通すことが出来ます。
なかなかの交通量がある道路に下手くそが打つ囲碁くらいに四方を包囲されており、
子供たちだけではうかつに遊びにも行けません。
この公園こそ対象年齢18歳以上ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
台湾にはこのようにトマソンもびっくりの無用遊具がたくさんあります。
単発企画と言いましたが、再びこのように訳の分からないものに出会ったあかつきには単発企画の「単発」の部分を除くことやぶさかではありません。
台湾猫コレクション ~ 2018 その2 ~
みなさんこんにちは、サビヒゲです。
今回はまた、前回記事に引き続いて台湾猫コレクション ~ 2018 その2 ~を敢行したいと思います!
前回記事はこちらです。
待ってました~
いえ~
概要
2018と銘打ってしまいましたので、今年に入ってからワタシが行った、
台南、阿里山(嘉義、奮起湖)、澎湖、台中、そして台東
から、選りすぐりキャットたちをご紹介したいと思います!
実は、選りすぐるほど写真がない。でもそれは言わない約束だ!
台南編
台南で撮影した猫…2キャット
急にどえらい減りましたね。
決して台南に猫が2匹しかいないというわけではありません。
台南へ旅行へ行った時分には、まさかこんなアホな記事を書くとは思っていなかったせいですね。
あと猫カフェ等の被写体が止まってくれる場所へ行かなかったことが要因として挙げられます。
…薄々お分かりかと思いますが、
以降の記事、総猫数は多くないです。
ですが、数は少ないもののキャットたちは揃いもそろってくせ者ばかり!
では台南キャットです!
え?
どこに猫がいるか分からないって?
無理もありません、
ニンジャですからね。
植木鉢の上の方に黒猫がちょこんと乗っております。
奴はニンジャらしいです。
ちょうど段ボールに記された謎の表記「ニンジャ」の横に猫が現れたためにこのような写真になりましたが、
未だに何が「ニンジャ」なのかは謎のまま。
阿里山(嘉義、奮起湖)編
阿里山(嘉義、奮起湖)で撮影した猫…4キャット
知名度を優先し阿里山と表記しましたが、阿里山キャットは速攻で逃げていったために写真がありません。
一生の不覚ゥ!!
こちらは、阿里山森林鉄路に乗って阿里山国家風景区へ行った際の写真です。
祝山でご来光を拝んできたので、年も末のこの時期、大変ベストなタイミングのため近日記事にしたいと思います。
世界三大登山鉄道に数えられる「阿里山森林鉄路」
めっちゃ揺れた。
標高は、奮起湖から阿里山あたりで1400M~2600Mにもなる高地。
そんな山に暮らす山岳キャットとは一体、どんな奴らなんでしょう!?
ところで上の写真、屋根の上に車が止まっているように見えます。
恐らく引田天功かアンドレ・ザ・ジャイアントによる仕業と思われます。
では、そんな山岳キャットたちとは一体…!?
標高が高く、空気が薄いのかどこか剣呑な目付きですね。
こちらは標高1403Mの地点にある奮起湖というところで撮影されました。
現在(2018年12月14日)の阿里山森林鉄路の終着駅です。
山岳地帯と聞いて、てっきりビバークしている奴らばかりかと思いましたが(そんなアホな)立派な商店街がありました。
猫もすっかり観光客相手に商売するありさま。
この猫の足元にも、よく見ると観光客がくれたであろうキャットフードが。
つまりこの表情は餌にありつけてしめしめという顔なんですね。
山岳キャットの誇りを捨て、観光客相手に商売する猫をお送りしました。
…山岳キャットとは何ぞや?
澎湖編
澎湖で撮影した猫…7キャット
澎湖とは、台湾の南西部に位置する離島です。まことしやかに「台湾のハワイ」とも呼ばれるこの世の天国。
と、言っても過言ではないくらい美しい自然が残されているんですね~。
市街地には老街もあり、何より食べ物がベラボーに旨い。
こいつぁ最高だぜ!
この辺にある。
そんな澎湖ですが、離島の中の離島、南国の穏やかな気候も相まってか人も猫も穏やかな気がいたしました。
ビヤッと逃げる野良猫も少なく、1泊2日の旅行でしたが7キャットを収める快挙。
そんな穏やかでのんびりとした澎湖キャットたちをご紹介しましょう。
サビ猫の子猫です。
これ以上言うことはありません。
こちらは古い街並みも多く残る澎湖の中でも、一際ノスタルジックで伝統と実用性が今もなお残るアーカン集落という場所。
集落の壁面や塀はサンゴ石と玄武岩で出来ています。
冬から春にかけては強風が吹きすさぶ澎湖。
平屋と、このような建物の造りは台風から家を守るための工夫です。
沖縄の竹富島のようですね。
猫もサンゴの壁に守られているからか、こんなに穏やかそうにしています。
不審な観光客がスマホを両手ににじり寄っても動じない
ハシビロコウの如き子猫たち。
猫の局地がそこにありました。
台中編
台中で撮影した猫…1キャット
おお勇者よ!
わずか1キャットとはなさけない!
滞在時間は4時間ほどでした、
無理を言わないでください神さま!
と、いうわけで唯一の台中キャットはこちらです!
ふざけんな!と石が飛んできそうです。
甘んじて受け止めます。
こちらは台中でもすっかり有名になった観光地、キチ◯イ村彩虹眷村です。
高鐵台中駅からバスで15分ほどにある小さな村。
どうして有名観光地なのかって、まぁ
行ってみたら一目瞭然です。
小さな村全体がこんな感じ。
狂気を感じますね。
なんとこちら、1人の老人が長い年月をかけて描き上げたものだそう。
恐らく、神の啓示でもあったのでしょう。
狂気を感じますね。
台東編
台東で撮影した猫…0キャット
ふがいない…
なんとふがいない…
申し訳が立たないので、池上米で有名な池上駅で撮影した猫の写真を載せておきますね!
なーんだ!猫、いるじゃないの!
後半に差し掛かってのシュルレアリスム2発、たいへん申し訳ないと思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ワタシが所見をまとめるに、台湾キャットは総じて細身の気がします。
そして極彩色の猫が多いですね!
これはかなりの発見だと思っています。
学会で発表すれば文壇を出禁になること請け合い。
みなさんもぜひ台湾へ行ったら、細身の猫と極彩色の猫を探してみてはいかがでしょうか!?
悪意の一切ない対比、日本の猫
台湾猫コレクション ~ 2018 その1~
台湾は、猫パラダイス。
道を歩けば地域猫が往来を闊歩していること高確率、春でもないのに年中盛りのついたような猫の鳴き声がして寝られない夜は数多。
リードのついた犬よりヒモ付けられた猫の方が多いのではないかと思うくらい、台湾人は猫を愛しているのではないでしょうか?
そろそろ年の瀬ですね。
そこで、ここ1年でワタシが巡り会ったキャットたちを勝手に選りすぐり、独断と偏見で2018年のナンバーワンキャットを決定するという
台湾猫コレクション~2018~を開催したいと思います!
いえ~
カワイイあの子も大喜び
キャット選出方法
2018年に台湾で撮影した総キャット数を抽出。そこから地域別に勝手に選りすぐったキャットたちをご紹介したいと思います!
エントリーキャット
2018年に台湾で撮影した総キャット数194枚!
うち、同一キャットを除いた93キャットの中から地域別に各代表を選出!
これから始まるのは、各地域キャットたちによるしのぎを削り合う熱いバトルです!
※このノリは最後まで続きます
台北編
台北市で撮影した猫…31キャット
さすが台北市、なかなかの猫数を誇ります。
そこで看板猫編と地域猫編に分けてトップ3をご紹介したいと思います!
看板猫編
第3位 猫空 Cafe巷の猫!
え?
どう見ても猫じゃないッスか…。
ソフトクリームの上のところ、緑色の猫がいますね。
台湾へ来た当初、猫空という地名があることを知って激しく高揚し、意気揚々とロープウェーに独り乗り込んでいったワタシの気持ち、分かります?
着いて思いました。
猫、いねーじゃねーか!
しかし猫こそおりませんでしたが、猫空は猫空で名前以外も素晴らしいところでした。
こちら猫空とは、台北市内でも珍しい広大な茶畑を有する一大お茶処なんです。
24時間営業のお茶屋さんがあることでも有名ですね。
また猫空の記事も別に書けたらと思います。
ひとまず分かったことは、
独りで茶藝館へ行くと自分のみぞおちを殴りたいくらい高くつく
ということです。
現場からは以上です。
第2位 碧耳猫 BeerCat の猫!
こちら中山駅に近く、最近オシャレなカフェがニョキニョキと乱立し始める赤峰街にある、クラフトビール専門店です。
店名の通り看板猫がいるカフェバーであり、猫を肴のアテに美味しいクラフトビールが飲めるという素晴らしいお店です。
2匹います。
かわいい。
第1位 Japanese BAR 7th の猫!
写真がない。
1位なのに。
それもそのはず、こちらのキャットは会えたら幸運と言われるほど、滅多にその姿を現してくれないんです。
ワタシも3度目くらいでようやくチラッと顔を出してくれました。
2匹いるらしいんですけどね。
シフト制かな?
酒の写真でも置いておきましょう。
こちらは台湾フルーツを使ったフレッシュフルーツカクテル。
おすすめです。
なぜ、この姿の見えないキャットが1位に選ばれたかと言いますと、看板猫がサビ猫だからです。
ワタシの名前、サビヒゲは以前実家で飼っていたサビ猫が由来なんですね~。
サビ猫だったので「サビ」と名付けられたあの猫、大往生でしたがあの世で恨んでませんかね。
三毛猫に「ミケ」と名付けるくらいの短絡的思考でした。
さぞ本猫は病院で名前を呼ばれる度に不服だったでしょう。
地域猫編
続きまして地域猫編!
カワイイ猫ちゃんをご紹介します~!
第3位 酒が飲めなくて恨めしい顔の猫
かわいいですね。
こちら、以前のブログ迪化街(ディーホアジエ)至近!隠れグルメスポット慈聖宮にも登場。
決して使い回しではありません。
かわいいですね。
第2位 中正記念堂にいた猫!
その凛々しい出で立ち
圧倒的気品
溢れ出る騎士の風格
今回は惜しくも2位でしたが、次回こそ第1位を目指せるだけのポテンシャルを秘めたキャットです。
今後とも現状維持しか出来ないのがかなしいところ。
と、ここまで完全にふざけ倒していますが、実際中正記念堂にあるこちらの国家劇場は実は公演チケットが無くても1階には入れます。
イタリアンやカフェ、ミュージアムショップが併設されているので隠れた観光スポットでもあります。
こーんなオシャレなショップが入っているんですね~
第1位 どっかの公園にいた猫!
どこで撮ったのか覚えていません。
ただ砂があるので公園だろうと推測しました。
なぜ数多いる台北市キャットで彼(彼女?)が選ばれたのか、それは
顔がヤベーからです。
おわり。
基隆・新北市編
基隆・新北市で撮影した猫…49キャット
台北より多いじゃねーか!
と、思ったあなた。
理由はすぐにお分かりになります。
第3位 猴硐の猫!
そうです。新北市は、あの千と千尋の神隠しで一躍有名になった九份や、ランタン祭りで知られる十份など、日本人が大好きな超定番観光地があるんですね~。
その中でも猴硐(ホートン)は、猫の村として台湾のみならず全世界に知られています。
よく見ると駅名の横にも、猫のイラストがあります。
台北からは台鐵で瑞芳まで出て平渓線に乗り換えて1駅です。
猴硐(ホートン)は、小雨程度であれば元気な猫ちゃんたちに20匹ほど出会えます。
いはんや晴れてる日をや。
ちなみに、奴らに野生の本能は欠片もないと言っていいでしょう。
観光客の差し出すちゅ~るに夢中で貪りつく姿は人間を下僕にした古代ファラオの風格すら感じます。
以前、猴硐は「猫のだっこ、餌やり禁止」だったはずなんですが、二度行って二度とも餌をあげる観光客がいました。さすがに抱き上げる人はいませんでしたが、現在の情報のある方教えていただけたらと思います。
第2位 九份の猫!
ワタシは、これに世界一キュートなプランターと名付けました。
完全に猫好きだけをターゲットにしたあざとい戦略。
それにまんまと引っ掛かるワタクシ。
猴硐まで行かずとも、九份にも相当数の猫がいますね。さすが鉱石の元採掘場なだけあり、かつてはネズミ取りが重要な役割を果たしていたのでしょう。
しかし正面のみに対応しているため、頭上からのショットには隙がある。
目、怖いですよ。
第1位 菁桐の猫!
今にも液晶モニターを超えてこちらまで飛び出さんばかりの軽快な足取り。
線路に沿って歩くこの猫は、まるで旅をしているように見えます。
菁桐は、平渓線の終着駅です。
もう列車が走ることはない終着駅より先へ向かおうとする猫は、一体どこまで行くんでしょう。
どこかおしゃまな顔をしているので、きっといつもの歩き慣れた路なんでしょうね。
人間だけが、知らない路。
スゲ~いい感じに締まりましたね。
まとめ
いかがでしたか?
長くなってきたのでこの辺りで、続きましては台北を飛び出して台中、台東、台南、そして阿里山編です!
まだ続くのかって?
まあ台湾猫コレクションと銘打ってしまいましたので台北だけというわけにもイカンざき。
このテンション、まだ続きます。